3. "正答率"から記憶の正確性を検討しよう: ―フォルスメモリ―

概要

日常生活においても,学業においても,様々な出来事や知識を「覚えて」,そして,その後,「思い出す」という記憶は密接に関わっています。例えば,交通事故などの目撃証言においては,車の色や車種,運転手の顔や性別といった目撃者の記憶は裁判において重要な証拠となります。さて,みなさんは自分の記憶の正確性にどのくらい自信がありますか?経験した出来事を正確に思い出せるという人もいれば,あまり自信がないという人もいるでしょう。今回は,覚えた情報をどの程度正確に思い出せるかという「正答率」を測定し,我々の記憶の正確性を検討してみましょう。

発表資料

執筆者:小林正法